大学生となると、社会人と学生の境目です。すると仕方ないことに現実的な競争意識がでてきます
そんな中別に言わなくてもよくない?というちょっと嫌になってくるマウントをとる人がいます
今回はマウントの語源、それらのマウントをとる人の心理とその人の特徴、そして大学生にありがちな具体例を4つとその対処法を紹介します

マウントの語源
マウントは英語のmountで登る、乗る、またがるを意味する言葉です
マウントをとるとは、物理的に相手の上に馬乗りになることを示しますが
近年は、社会的に心理的に相手に自分の優位性を見せつける行為を意味するようになっています
マウントをとる人の心理
序列を過剰に意識している
マウントとる人はそうではない人よりも世の中の仕組みに序列を強く意識しています
「自分はこの分野においてはあの人よりは上である」「あの人が自分より少し有能だ。なんか心地が良くない」こういった常に何かで勝っていたい、負けたくないという心理がマウントをとるという行動につながります。この優劣をつけたくなる性格に原因がいくつかあります
現代という競争社会
実績を求められるこの社会の中では競争意識が育ちます。自分が失敗しただけ失敗した他人に優しくなればいいことなのですが、世の中そんなに単純ではありません。失敗してしまった人を小ばかにする言動がマウントになることもあります
SNSへの過剰反応
現代はほとんどの人がSNSを利用しています。Twitter インスタグラム Facebook いろいろありますね。
そういった情報ツールを利用しているとたくさんの情報が流れてきます。
僕みたいに学生の視点からSNSを見ると例えばこんな発言が見えます。「早稲田大学はいるの余裕だったわww」僕が本気で入りたかったが大学です。「明治大学ならふつうに勉強していればだらでもはいれるw」僕が今通っている大学です。
同じ体験をしたことがあるという人が多いと思います。こういったすべてを自分のものさしで測って自分の優位性を示す人間がネットにはごろごろいます。
彼らもまたマウントをとっているのです。ただ、彼らの言っていることが本当かどうかなど分かりません。
こういった情報を鵜呑みにして人間は負けている感じがして競争精神が刺激されてしまいます。
まあ一つ言えることはネットでしかイキれない人は無視していいです。対面で言ってきたら無視しましょう笑
家庭の教育方針
テストでは上位をとらないとうちの子ではないと、ことあるたびに脅された青年生活を過ごすと序列を意識する傾向にあります。最近だと、親ガチャだなんて言われていますよね。自分の意志ではなく、誰かに言われて常に上にたつことが大人になるころにはあたかも自分の義務のように感じているのです。
自分を認めてもらいたい
自分に何かコンプレックスを持っている人ほど自分を認めてもらいたいという心理が強く働きます。例えば、過去に自分の容姿を馬鹿にされた経験のある人は誰かの容姿を素直に褒められなかったり、容姿において自分の方が優れている点をさりげなく強調したりします。過去のトラウマがカギとなって二度と同じように馬鹿にされないように防衛をするかのようにマウントをとります。
自分が正しいと思っている
マウントをとる人は逆に、自分に自信があり優越感を感じる延長線上でマウントをとります。
例えば自分の意見と反対の意見が出た時、こういった人は自分の意見を簡単には曲げられないので意見を強引にも突き通そうとします。また、会社などでは若手の意見よりも自分のほうがキャリアが長いからと言って新鮮な意見をなかったものにしてしまいます。会社にいるこういう人間を「マウンティングおじさん」というらしいです。
常に人より優れていたい
競争意識が強い人は自分が誰かよりも優れているとわかると快感をおぼえます。そしてその状態が続かないと今度は不満に思います。
この満足と不満の狭間で揺れているため自分というものを忘れてしまいます。全てのことにおいて、誰かより優れていたいこの心理がマウントにつながります。
自分を受け入れられない
自分の不幸や不都合を認められない人は自分を正当化するためにマウントをとります。他人の助言も自分の失敗を認められないため受け入れられません。また、本当は自分は不幸なんじゃないかと思っている人が何とか心の整理をつけるために周りには自分は充実した生活を送っていると伝えて自尊心を守るなんてこともあります
マウントをとる人の特徴8選
ほかの人の評価を気にする
自分がどう見られているのかがマウントをとる人の原動力になります。こんなにもたくさんの人が世の中にはいるのにすべての人に良く見られたいという心理が自分を苦しめています。本当のところ 大切な友達、家族、恋人によく思われていれば十分です。
劣等感を感じている
自分より優れている人なんて数えきれないほどいます。それなのに、自分より優れている人がいると気分がよくなく自分を弱く見せてはいけないという一心で何らかのマウントをとったり相手の弱点をついたりします。
人の気持ちを理解できない
自己中心的な人にマウントをとる人が多いです。自分がよければすべてよし。自分の自慢話や、聞いてもいないイタ話を聞かされる相手の気持ちになれません。そのうち、話に付き合ってくれる人も減ってしまいます。
自己主張が強い
劣等感を抱いていたり、逆に自信に満ち溢れているとなにか自分の存在を残したいという意欲に駆られて自己主張が強くなります。思い通りになると満足しますが、自分の邪魔者が現れるとさらに状況は悪化し雰囲気が悪くなったりします
自慢話ばっか
自慢をすることで自分の優位性を示します。いつも自慢話ばかりしてくる人は正直友達としてつらいです。自慢話は誰でもしたくなりますよね、だって話しているだけで気持ちがいいですから。
ですが、節度をわきまえないと友情の崩壊につながりかねません。しかし、自慢は裏を返せばあなたの実績・魅力になります。
では、どうやって自慢を伝えればいいのか?
「過去のあなたに比べて今はとても成長した」という言い方にしてみるといいでしょう。
たとえば「自分は仕事で社長賞を取った」などと実績だけを述べるのではなく「昔は全然仕事ができなかったけど、いろんな人に助けてもらって勉強しながら頑張ったら社長賞が取れたんだ」という言い方にしてみるといいと思います。
他人にマウントをとる人のあまりに情けない心理 | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース (toyokeizai.net)
自慢をするときは自慢相手と比べるように言うのではなく、過去の自分と比べて伝えましょう。成長した姿を快く受け入れてくれるでしょう
負けず嫌い
負けず嫌いというのはよくも悪くも働きます。僕もかなりの負けず嫌いです。自分の自信があることに負けるとすぐに落ち込んでしまいます。
負けず嫌いはよく言えば「向上心が強い」、悪く言うと「頑固でしつこい」です。
この性格は大きな可能性を秘めているといいますが逆に、自分を苦しめる原因にもなります。マイナスの方向に働くと自分の非を認めたくない。あまりにくだらないことでマウントをとるようになります
嫉妬深い
他人にはあるものが自分にはない。でも、これならあの人にはないけれど自分にはある。
このような心理が嫉妬深い人には働きます。これが、「聞いてねえよ」となるようなマウントにつながります。
他人に嫉妬することは自分の価値基準で生きれてないということです。もっと大きな視点を持ちましょう。あなたにしかないものを他人は妬んでいるかもしれません。十人十色です。
目に見えて価値があるものが好き
全身ブランド品に身を包んでいる人はもしかしたら承認欲求が強いのかもしれません。視覚的に誰かに見られていることに満足します。ことあるごとに、自分の持ち物細かい説明をはじめます。ほとんどの人が興味ないし、それが自分の欲しくて手に入っていない商品なら気分が悪くなるだけです。
責任逃れをする
マウントをとる人は自分の自尊心が大事な人です。ですから、自分からミスを報告することはおろか他人に責任を追及されたときは言い訳をして責任逃れを始めます。また、過激になると他人が責任を被っているときはそれを追及します
大学生にある嫌なマウント4選
僕は大学生なのでまだ社会生活の中にどんなマウントがあふれているのかわかりません。
ですから今回は大学生にある嫌なマウントを4つ紹介します
時給マウント
時給のマウントはほとんどの人はしてきませんが、僕が「最低賃金で働いている」と言うと最低賃金で働くことに対してすべとを否定して、「自分のバイトのほうがいい。時給が高いから」といってきます。
人それぞれに自分で選んだ仕事であるし、それを否定することはいけません。他人の選択を否定することは誰にもできません
家の距離マウント
これは、話す話題がなかった時になりがちな話です。
「おれ今日何時に起きたと思う?30っ分前ww まじ家近いの最高!」
「今日も5時起きだよ、一限キツい(´;ω;`) いいよなお前は家が近くて 俺の苦労を知れよ」
1つ目は家が近い人のマウント。そして、2つ目は家が遠い人のマウントです
どちらも反応に困ります。「そうなんだあ」「それは大変だね」「いいなー」としか答えようがありません。そもそも家の距離ネタは入学して一週間でおわりますし、いつまでも中途半端な会話はつまらないと思ってしまいます
オールマウント
これも誰も聞いてへんよ?となる話
「今日オールしたんだよねキツ!ww」「今日オールだったから受業全寝ww」
自分で招いた結果ならば自己完結してくれればいいのにって思われます。それに、親に学費を払っていただいて大学に来ているのに寝るとは何様だと思ってしまいます。特に私立。
学歴マウント
一番害悪なマウントです。まだ傷が癒えていない新入生には深く刺さります。
特にネットでは嘘か誠かわからない情報が流れています。簡単に上位校を馬鹿にしたりします。基本的にネットの人は気にしなくてもいいのですが、高校は進学校になればなるほど周りのレベルが自分より高いことがあります。
高校の友達に会ったときに、自分の行きたかった大学に行っている人が「大学つまらない」と言ったときは複雑な気持ちになりました。さりげなく友人を傷つけることがあるので気をつけましょう
対処法
マウントをとられたときどうしたらいいかわからなくなって曖昧な受け答えをしてしまうことがあります。
ですから、マウントをとられた時はどうすればいいかお伝えします
相手を持ち上げる
マウントをとる人は自分を理解してもらえて話が分かる人を好みます。ですから、あたかも「あなたのことは本当にすごいと思っているよ」と思わせる言動をしてみてください。相手は気持ちよくなります(笑)ですがこの行動は一時的なものにすぎません。また次の機会にも同じような話を聞かされるかもしれません
嫌だと伝える
この方法は少し使いにくいですが本当に友達ならば思っていることを伝えるべきです。
嫌なら嫌と伝えることが一番であり、相手もわかってくれることでしょう
無視する
これが特効薬です
人間は自分の話を無視されると怖気づきます。とりあえずマウントが始まったら興味がないように受け答えします。こうすることで、相手はあなたではないほかの誰かにターゲットを変えるでしょう
まとめ
今回はマウントをとる人の心理と特徴。そしてその対処法についてかきました
少しでもマウントをとる人の心理がわかればこの先心の広い人間になれるのかもしれませんね(^▽^)/
この記事を読んでマウントをとらないことはもちろん、とられたときもうまく対処できるようになりましょう
(番外)大学生はTOEICを受けるべきです
記事の紹介です。僕はTOEIC受験を全面的に勧めています。英語力はこの先必要とされますし、800点以上あれば就職や転職にも生かされます。以下の記事でTOEICを受けるメリット、そして最短で800点に到達する方法を書いています。気になる方はぜひ読んで見てください!
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